2021年12月9日 木曜日 14:45:03
【謎のオスグッド】
3か月前から両足の膝が痛くなった
バスケ少女Aさん
「オスグッドね〜大丈夫だよ」
といつもの通り施術しました。
「よし、しゃがんでみよう」
「痛いです」
おっと、でも大丈夫大丈夫。
たまにいますよこんなオスグッド。
二の矢三の矢ありますよ〜
「痛いです」
…
とりあえず通常のセルフケアをお伝えして終了。
2回目来週時
「痛いです」
3回目、4回目・・・
「痛いです」
このパターンは初めてです😭
まったく変化なし。
Aさんのオスグッドはちょっと変わっていました。
通常
・練習中や後に痛い
・しゃがむ途中が痛い
ことが多いのですが
Aさんの膝はカツンっとロックがかかってしまいます。
体が拒否をしているようなイメージ。
なので方向を変えて再度問診。
・胃が毎日痛い
・頭痛もする(お母さん知らず)
・有痛性外脛骨
こんなキーワードが出ました。
しかも2年も前から。
そこで仮説を立てました💡
「ストレスを受けた体はこれ以上体を動かされると大変なので、体にブレーキをかけ自分を守ります。
まずは胃痛と頭痛と言うブレーキを出し、次に有痛性外脛骨の痛みを出しました。
それでもAさんが体を動かすので膝(オスグッド)の痛みを出した」
こう考えると膝の痛みを追いかけてもどうもなりません。
まずはストレスがかかっても負けない体にする。
ストレスはかなりのエネルギーを消費します。
ご飯の量が重要になりますが、胃に痛みがあればご飯量も増えません。
まずチョイスしたのが
【胃へのルート治療】
3回のルート治療後からは、毎日あった胃痛が週2回に減り、ご飯がしっかり食べれるようになり頭痛がなくなりました。
そして時折笑顔が出てきました。
オスグッドの痛みも少なくなってきましたが、ロックがかかり曲がる角度はまったく変化なし。
これに対しては
【膝を曲げる意識ではなくお尻とかかとを近づける】
この練習をしてもらいました。
徐々に曲がるようになり計20回の治療で胃痛、頭痛、オスグッドが完治‼️
いや〜長かった。
今までのオスグッドテクニックが一切通用しないオスグッド。
勉強になりました‼️
治療回数20回(うちルート治療6回)
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